碧南市 寺院墓地完成工事
碧南市 寺院墓地 和型墓石完成
お電話からのお問い合わせから打ち合わせの開始です。今回は既存の墓石を撤去してまた別の場所で新規墓石建立の流れ。まずは既存の墓石を確認させていただきその後に新規墓石の墓所を見ていきます。撤去する墓石を確認する際に大きなポイントは二つ。1つ目は墓石の大きさ。墓石の大きさによって費用が変わりますので最も大事なところです。次に大事なのが墓石を建てた時が何時なのか?という事。明治・大正・昭和に建てたお墓と平成に入ったお墓ではお墓工事の仕様が違います。基礎の有無や地震対策の有無で撤去工事の工賃が大きく変わりますのでそのあたりを慎重に見ていきます。新規墓石に関しては和型墓石を希望ということで打ち合わせ開始です。石の石種をメインにご説明させていただきます。それなりの国産の石でという事でまずは石のサンプルを見て方向性を決めていきます。
その中で選んでいただいた石は佐賀県産の天山石。九州で採掘される石の代表格。特徴はまず「固い」という事。日本でもトップクラスの強度です。色は青系で石の目合いは中目。素晴らしい石材です。さらにこの石の大きな長所は「水による石の変色がない」ということです。多くの石材が雨水を吸う事で服が水を吸って色が変わるように石も同じように色が変わります。しかしこの天山石はその固さと色合いにより変色がありません。経年変化に強い石材です。墓石の形は昔ながらの和型に墓誌をつけたデザイン。それでは工事の様子をご紹介していきます。
1墓石の土台部分の設置
墓石の1番下の部分を四ツ石と呼びます。まずはそこから工事をすすめていきます。
2墓石の繋ぎ目をステンレス金具で補強
墓石の弱い部分は石の繋ぎ目そこを補強していきます。
3墓石の落下防止
墓石の中心部にステンレス棒を入れてきます。
4墓石の完成
見えない部分にもこだわった頑丈な墓石作り。南無阿弥陀佛の文字を少し崩した行書もよく似合っています。永代にふさわしい墓石の完成です。
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