安城市 大島石 和型墓石完成
安城市 地域墓地 大島石 和型墓石完成
ご来店からの打ち合わせの開始。まずは墓地の場所や墓所の広さを確認させていただきました。その中で形の希望は昔ながらの和型墓石がよいとの事で石種のご説明。墓地の確認をさせていただいている流れでしたので実際のお墓を見ながらお話ができます。石の種類や石それぞれの特徴をお伝えするのに墓地ほど適した場所もありません。国産の石がよいとの事でしたのでその辺りを中心に見学していただきます。石の選び方はやはりフィーリングの一言に尽きるといったところでしょうか。車や服同様に自分好みの石を数種類見つけていただきその石の特徴をご説明致します。今回最終的に選んでいただきましたのは愛媛県の大島石。西日本を代表する石の1つ。石の目合いは中細目でその色合いは青御影石の部類に入ります。
1大島石には等級があります
この石は採掘される山が多数あり色合いがより濃い方が等級が上に位置付けられてその等級によって価格も大きく変わってきます。
なので一言に大島石と言っても価格は倍変わることもあるので購入される際は注意が必要です。
2大島石の加工は日本と中国の2パターン
大島石は採掘される原石が中国にも流れています。つまり逆輸入のように原石を中国に送り加工を中国でしてから日本に戻します。その理由はもちろん価格を抑えるためで中国で加工する場合は特殊な仕上げでなければ特別な加工費はかかりません。もう一つはもちろん日本で加工します。加工場所の「差」については磨きの工程にあり簡単に言えば「より丁寧かどうか」加工が丁寧でなければ中国加工も日本加工も大差はなく丁寧な仕事をする日本の加工であれば何十年後に艶で大きく差が出てきます。お墓は建造物の中で建てた後が最も長いとも言えると思いますのでその「磨きの差」にこだわってみてもいいと思います。
3大島石は時が経つ程美しい
この石の特徴は水分を含むとより青みが濃くなり美しくなってきます。雨による水の浸水。100年後には最高の美しさが見れる事と思います。
4大島石 和型墓石完成
以上のようにご説明をさせていただき大島石の和型墓石の完成です。幸い大島石は愛知県では多く見る事が出来ますので「等級の差」も確認していただきその結果「同じ石には見えない」というお施主様の言葉もありました。等級に関しては中の上を使用。加工は私の信頼する加工業者さんにお願いして最高の磨きで作らせていただきました。墓石の土台に関しては中国の御影石を使用しています。
これからも大切にしていただければと思います。そのサポートはお任せください。