お墓が完成するまでの工事の流れ
墓石が完成するまでの工事についてご説明します。
お墓を建てると一言に言っても更地の墓地にそのままを石を設置していくわけではなく工程毎に工事を進めていきます。
「完成したら目に見えない部分」ここがポイントになってきます。
墓石が傾く事のない頑丈なお墓作りです。
①お墓の基礎工事
1番最初にするのがお墓の基礎作りです。墓所の土を掘りそこに鉄筋コンクリート入れて墓石を支える土台を作ります。
お墓の総重量は1トン近くありますので強度の強い基礎が必要になります。
※墓石のサイズによっては更に重量は増していきます。
②お墓の外柵工事
お墓そのものではない墓石の外枠の部分の工事です。
ここも完成したら見えない部分ですが頑丈なお墓作りをしていきます。
具体的にはまず石と石が接触する部分に石材専用ボンドを使用。それを使う事で時の経過で「石と石が離れて隙間ができる」という現象を防ぎます。
更に筒木石材では石の繋ぎ目にステンレスの金具をつけ2重でお墓を守ります。
③外柵内側の基礎
外柵の設置が完了したらそこに基礎工事と同じように鉄筋コンクリートで土台部分を作っていきます。
お墓そのものはこの基礎部分に設置しますので重要な工程です。
ここで1つ付け加えておきたいのが「納骨」について。私が住む愛知県ではお骨をそのまま納骨します。
壺であったり袋であったりお骨を何かに入れてお墓に納めるのではなくバラバラに納めます。
その理由は「土に還すため」という説が多いです。なのでお骨を納める場所に関しては基礎を作らず地面に繋げておきます。
愛知県以外では壺ごとおさめるのが一般的かと思います。
④墓石本体の工事
外柵の上に墓石本体を設置していきます。
ここでも石材専用のボンドとステンレスの金具を使用。
更に付け加えて筒木石材では墓石本体の中央にステンレスの芯棒を入れ、墓石の傾きだけでなく墓石の倒壊を防いでいきます。
墓石工事のまとめ
①~④の流れで筒木石材では頑丈なお墓工事をしています。
「完成したら見えない場所」にこだわってこそお墓を守ることができると思います。
また希望や予算に応じてはこれ以上の強度をもった工事も対応できます。
具体的な方法としては「可能な限り1つの石でお墓のパーツを作る」というものです。
お墓はパーツごとに分かれそれを組み立てて建てていますので、お墓工事の強度とはつまるところ「石と石の繋ぎ目のジョイント部分をいかに守るか」ということになってきます。
この方法はパーツの数を減らすという事です。
例えば4つのパーツを繋げていたところを1つの石で4パーツ全てを作ってしまう。
そうすれば石の繋ぎ目のボンドやステンレスの金具が不要になってきます。
この様に工事の方法もいろいろありますのでお墓の工事で気になることがあればお気軽にご相談いただければと思います。
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